松阪市ブランド大使の委嘱状を手にするTBSの田村真子アナウンサー（右）と竹上真人市長＝松阪市提供

三重県松阪市は10日、「松阪市ブランド大使」にTBSアナウンサーの田村真子さん（29）を任命したと発表した。1月29日に竹上真人市長がTBS放送センター（東京都）を訪れ、委嘱状などを手渡した。

市によると、1月に市制20周年を迎え、より広く認知されるため、全国にファンを持つ田村さんに依頼したという。田村さんは「歴史と文化の街である松阪の魅力をたくさんの方にお伝えできると思うと、今から楽しみです」とコメントを寄せた。

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松阪市出身の田村さんは2021年3月に始まったTBS系の朝のバラエティー番組「ラヴィット！」でMCを務め、人気を集めている。インスタグラムのフォロワー数は39万人（25年1月現在）を誇り、24年12月にはオリコンニュースによる「好きな女性アナウンサーランキング」で初の1位に輝いた。父は衆議院議員の田村憲久元厚生労働相。

「松阪市ブランド大使」は市に関わる著名人らによって歴史や食といった松阪の魅力を全国に発信することを目的に12年1月に創設された。田村さんを含めて現在20組が活動している。歌手で女優のあべ静江さんやプロ野球・中日の岡林勇希選手ら松阪市出身者のほか、兵庫県出身ながら先祖の墓がある松阪に子どもの頃から通い、肉好きが高じて「家畜商」の免許を取得して松阪肉牛共進会で牛一頭を落札したこともあるタレントの寺門ジモンさんも務めている。【下村恵美】